次回の多文化学校はーーー


多文化学校2016/17(映画+フリートーク)

第3回 『わたし・たち・がつくる・運動』 

 

 わたしたちの社会が壊されていくいま、政治権力の専横に抗議する行動が日本列島各地で繰り広げられています。乱世の6月に求められるアクションは、現政権の非道暴悪を阻止する活動をより強靭にすること、そのためにも、同時代の多様な運動の思考と実践を共有することかなと考えています。その一環として、<多文化学校2016/17>第3回学習会は、台湾の「ひまわり学生運動」に学びます。

 

◯ 要項

日時=6月23日(金)開場18:00 開会18:30

会場=四谷地域センター 集会室4(11階) 

東京都新宿区内藤町87番地 TEL.03-3351-3314 

*地下鉄丸の内線「新宿御苑前」駅より徒歩5分

*都バス:品97新宿駅西口~品川車庫 「新宿一丁目」バス停より徒歩1分

資料代=1000円

 

◯ ひまわり学生運動(太陽花學運)

 2014年3月17日、馬英九政府は立法院(国会)で過半数を握っているのを頼りに、「両岸(台湾・中国)サービス貿易協定」の審議を一方的に打ち切り、採決を強行した。市民の不満が高まるなか、翌18日、その撤回を求めて台北の学生たちが立法院に突入し、以後24日間にわたって議場を占拠した。立法院の外でも、学生たちを支持する市民が数十万人に上る集会とデモを開いて共闘した。抗議活動は全島に拡がり、台湾最大野党の民主進歩党なども歩調を合わせた。運動の成果はそのごの台湾社会の変革に大きな影響を与えている。

 

ドキュメンタリー映画『太陽花占拠』

(制作:台北ドキュメンタリー・フィルムメーカーズ・ユニオン)

 2014年3月18日から24日間にわたり立法院を占拠した学生たちと、市民・NGO団体・支援者らの抗議活動の記録。権力側の暴力への抵抗、家族に反対されながら参加した学生たちの声、研究者や警察官の告発・・・作品には多くの独立系映像制作者が参加し、さまざまな角度から占拠を包括的に捉えている。制作の台北ドキュメンタリー・フィルムメーカーズ・ユニオンは、2006年にドキュメンタリー映画作家らによって設立された台湾初の独立系映像制作者の労働組合。この太陽花運動映像記録プロジェクトには100人以上が参加した。

(作品提供:山形国際ドキュメンタリー映画祭)

 

主 催=多文化学校運営委員会

お問い合わせ=多文化学校運営委員会事務局

〒169-0072 新宿区大久保2−10−2山崎ビル1F(あらばき協働印刷内)

TEL=03-3205-7871

Eメール=tabunnka2015@gmail.com 

WEBサイト=http://tabunnka.jimdo.com

 

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<アーカイヴ2017>


多文化学校16/17  第2回学習会 (映画+トーク)

 『レツを組む話』

◯ 内容

映画『 ベンポスタ・子ども共和国 』上映 (1990年製作/監督:青池憲司/99分)

+ 青池憲司監督自作を語る

+ フリートーク

日時=3月4日(土)開場13:00 開会13:30

◯会場=日本福音ルーテル東京教会(1F会議室)

  *東京都新宿区大久保1-14-14

  *JR山手線「新大久保」駅より徒歩5分

 

◯参加費=1000円

 

◯ この学習会を行うにあたって

 連帯、というとなんとはなしに肩肘張るので、レツを組む、といってみます。レツは連れであり列であり烈でもあります。ここに四半世紀前につくられた1本の映画があって、それをテキストにして、運動と共同性についてあれこれことばを交わしてみたいとおもいます。

 多文化学校16/17の第1回は、スペイン革命(内戦)で民衆がもとめ実践した、社会的・経済的・人間的な関係を変革する試み、についてのトークをしました。今回は、その課題を曲線的に引き継いでの学習会です。

 

◯ 上映する映画について

 <ベンポスタ・子ども共和国>は、スペインのガリシア地方にあって、「学ぶこと」「働くこと」「生活すること」を一体として行う共同体でした。過去形で書くのは、残念ながら、いまそれはホボ消滅しているからです。当時の構成員は約140人、6歳から18歳のこども・少年少女が約100人、20代から70代のおとなが約40人。出身も、ラテンアメリカ、アフリカ、ヨーロッパ各国、日本と多民族共同体です。ベンポスタが考えていることは「貧しい人、弱い人たちが抑えつけられて、身動きがとれないでいる世の中の仕組みを変えたい、そのために、新しい人間を生みだしたい」というものです。その生活は三つの要素で成り立っています。学校と労働とサーカスの練習。午前中は学校で勉強し、午後は工作所や畑での労働とサーカスの練習です。労働は子どもたちがさまざまな技術を身につけるためであるとともに、彼/彼女らは働くことで報酬をえて、授業料、食費、宿舎費、日用品代など生活費を自分で賄っています。サーカスは共同体の構成員すべてが団員で、国内外で公演し、ベンポスタの理想である「生きる歓びと博愛」をつたえます。もう一つ大事なことは、共同体の経済基盤の多くがサーカス公演で成り立っていることです。

 映画『ベンポスタ・子ども共和国』は、この共同体の日々に寄り添うことで、その理念と生活を提示した作品です。

 

◯ 青池憲司プロフィール

AOIKE Kenji1941年生まれ/映画監督。
 こどもの世界やコミュニティ運動など、共同体をテーマにした映画を多く製作。1995年の阪神大震災では、神戸市長田区住民の再生の日々を5年間にわたり記録(「記憶のための連作『野田北部・鷹取の人びと』全14部」ほか)。その後、新宿・大久保の地域活動に関わり、講座・学習会「多文化学校」を運営。TVドキュメンタリーも発表している。
 東日本大震災では、被災地の市民有志から依頼を受けて、宮城県石巻市の市立門脇小学校児童と保護者、地域の人びとの生活を1年間記録した(『津波のあとの時間割』ほか)。その後も継続的に石巻へ通い、再生へ向かう地域の記録を撮り進めている。 
<青池組公式サイト> http://aoikegumi.shinsaihatsu.com

 

 

◯主催=多文化学校運営委員会

◯お問い合わせ=多文化学校運営委員会事務局

  〒169-0072 新宿区大久保2−10−2山崎ビル1F(あらばき協働印刷内)

  TEL=03-3205-7871

  Eメール=tabunnka2015@gmail.com 

  WEBサイト=http://tabunnka.jimdo.com

 

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